南越消防組合

消防組合オフィシャルブログ: 蛍光ランプからLEDランプへの交換には注意が必要です!

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2024年6月13日 (木)

蛍光ランプからLEDランプへの交換には注意が必要です!

蛍光ランプの製造・輸出入を禁止することが決定しました!

令和5年10月30日から11月3日にかけて開催されたCOP5(水銀に関する水俣条約第5回締約国会議)において、令和9年12月末までにすべての一般照明用蛍光ランプの製造・輸出入を禁止されることが決定しました。

これによって、代わりにLEDランプが販売されるようになってきました。

今回は、蛍光ランプからLEDランプへ取替えする際に発生する注意事項についてご紹介します。

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1. LEDランプと照明器具の組み合わせが不適切な場合、事故の恐れが!

 既存の照明器具をそのまま使用してランプだけLEDランプへ買替え交換した場合、LEDランプが点灯しないことがあります。

 また、正常に点灯しているように見えても、照明器具の絶縁性能が不足して、部品が異常に高い温度になり、発火・発煙する恐れがあります。

2. 照明器具メーカーの製品保証対象外になります!

 照明器具メーカーの指定する蛍光ランプを使用した場合にのみ製品保証が適用されます。

 もし、LEDランプで異常が発生した場合、保証適用外になります!

3. 「ランプを交換すれば、照明器具はずっと使える」は間違い!!

 照明器具は以前と変わらないように見えて劣化が進んでいます。外観だけでは判断できません。

 10年経過すると、故障率が急激に増加します。照明器具の適正交換時期は約10年です!

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 事故を未然に防ぐためにも、

 ・ LEDランプへ買替える際に照明器具をそのまま使用する場合に組み合わせが適切かどうか、

   LEDランプのメーカーや販売店に問い合わせする。

 ・ LEDランプの取扱説明書をよく読む。

 ・ ランプのみの交換ではなく、まるごと照明器具を買い替えることを検討する。

以上のことに注意していただくようお願いします!!

参考:  蛍光ランプがなくなる前にLED照明器具に交換しましょう!.pdf

     直管LEDランプに取り換える際の注意.pdf

     環形LEDランプに取り換える際の注意.pdf