第70回文化財防火デーに伴う警防訓練を実施しました【東消防署・越前市消防団】
南越消防組合東消防署及び越前市消防団は、越前市大滝町のご協力をいただき、令和6年1月21日(日曜日)午前9時00分から越前市大滝町大瀧神社付近一帯において、第70回文化財防火デーに伴う警防訓練を実施しました。
文化財防火デーは、昭和24年1月26日に法隆寺の金堂が炎上し壁画が焼損したことを契機に、火災から文化財を守り、文化財の愛護意識の高揚を図るため、1月26日を「文化財防火デー」と定めて、全国的に防火運動を展開しています。
今回の訓練は、大瀧神社境内で実施していた焚火が拝殿に飛び火したとの想定で、火災を発見した大瀧神社宮司が消火器による初期消火と119番通報を行いました。また、地元の大滝町自警消防隊が、小型ポンプと境内に設置されている放水銃による初期消火を行いました。消防署からは化学車、消防団からはポンプ車3台が出場し、隊員が連携して消火活動を行い、大瀧神社拝殿から搬出した文化財(模擬)を宮司に引き渡しました。
参加者全員が連携して、安全、確実、迅速な消火活動が実施され、火災防ぎょ技術の向上と文化財愛護の精神及び防火意識の向上を図ることができました。貴重な文化財を火災から守り、後世に伝えるため、地域の皆さんが一体となって、より一層の防火体制づくりにご協力をお願いします。