スプレー缶等による火災にご注意を!!
12月に入り、日に日に寒くなってきました。
暖房器具を使用して暖をとったり、カセットこんをを使用してお鍋をする機会が増えてくる季節です。
つまり、暖房器具の前でスプレー缶を使用したり、カセットこんろの燃料ボンベを使用する回数が増える季節です。
そんな時期に発生しやすいのがスプレー缶使用による火災!
なぜかといいますと、スプレー缶には可燃性ガスが含まれているからです。
ですから、取扱いを間違えてしまうと火災や爆発事故を起こしてしまう可能性があります。
当組合管内でもスプレー缶により火災が発生した事例もありますので、とても身近に起こりうる危険なのです!
■実際に起こった火災事例
『事例1』
使用したヘアスプレーを処分しようと電気ストーブの近くでスプレー缶に穴をあけ、残ガスを除去していたため、可燃性ガスが電気ストーブの火に引火した。(負傷者1名)
『事例2』
水性塗料スプレー缶が混入したゴミを焼却したとこにより、熱せられたスプレー缶が膨張して破裂した。(負傷者1名)
■どうすればスプレー缶の火災を防げるの?
①スプレー缶のほとんどは可燃性ガス噴射剤として使われている製品が多いので、使用前には必ず製品に記載されている注意書を確認する。
②やむを得ず使い切らずに捨てる時は、火気のない通気性の良い屋外で噴射し残ガスをとる。
③カセットこんろの燃料ボンベは、正しく装着されているか確認する。
④スプレー缶は、厨房器具や暖房器具付近の高温となる場所や直射日光と湿度を避けて保管し、厨房器具や暖房器具の付近では使用しない。
■その他(参考資料)
・製品評価技術基盤機構(NITE)
http://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/kyouzai/dvdhandbook2_spray.html
安全に取り扱えば便利な道具も、取扱いを間違えれば取り返しのつかない事態になってしまいます。
特に暖房器具を取り扱い、危険が増すこの季節だからこそ、みなさんにはより一層の注意をお願いしたいと思います。
安全にスプレー缶を取扱い、みなさんの大事な命や財産を守りましょう!