ソーラーシステムの維持管理を!
再生可能エネルギーが注目されて以来、一般住宅において太陽光発電設備(ソーラーシステム)の普及が進んでいます。
ここでは、ソーラーシステムが設置されている建物が火災になった場合の注意点や日々の点検などをご紹介します。
■火災建物における感電防止について
火災によって、ソーラーパネルやケーブルなどソーラーシステムの一部分にダメージを受けていても、光が当たると発電を継続し電力を供給している場合があります。また、太陽光がない夜間でも、火災の光などによって発電が続く場合がありますので、ソーラーシステムの配線が切れて建物に接触している場合などは、建物に触れると感電することがあります。このため、火災建物には近づかないように注意しましょう。
■初期消火などにおいての留意事項について
万が一、ソーラーシステムから出火した場合に、住民の皆様が行う初期消火としては、水道水をかけたり粉末消火器の使用などが考えられますが、水道ホースで水をかける場合は電気が水を伝わり感電することがあるので、6メートル以上の距離を取り、ホースの先をつまんで水を霧状にしてかけるようにしましょう。
屋根に取り付けられているソーラーパネルから出火した場合の初期消火には、屋根からの転落などの大きな危険がありますので、無理な初期消火は行わず、いち早い119番通報をお願いします。
■ソーラーシステムの点検について
1.メーカー取扱説明書の記載事項を確認し、日々の自主点検を行いましょう。
2.定期的に専門業者にメンテナンスを依頼しましょう。
3.設備周囲の可燃物の除去や清掃を行いましょう。
保守点検などについては下記リンクをご確認ください。
参照:消費者庁ホームページ https://www.caa.go.jp/policies/council/csic/report/report_012
★消防署からのお願い★
119番通報時に、「ソーラーパネルからの出火です。」や「屋根にソーラーパネルがあります。」などの情報を付け加えていただけると、消防隊の消火活動がスムーズになりますので、ご協力をお願いします。