第64回文化財防火デーに伴う消防訓練を実施しました。(中消防署・越前市消防団)
南越消防組合中消防署及び越前市消防団は平成30年1月21日(日曜日)午前8時50分頃から、越前市春日野町18-5 盛景寺付近一帯において第64回文化財防火デーに伴う消防訓練を実施しました。文化財防火デーは、昭和24年1月26日に、法隆寺金堂から出火した火災によって、金堂壁画の大半が焼損したことから、このような火災から文化財を守り、文化財愛護に関する意識の高揚を図るため、1月26日を「文化財防火デー」と定めて、防火運動を全国的に展開しています。
消防訓練は、盛景寺本堂への落雷により火災が発生し、本堂内に安置されている文化財の焼失及び隣接する建物へ延焼拡大する恐れがあるものと想定し行いました。
盛景寺境内にいた住職が火災を発見し、消防署に通報した後、区長に火災の連絡を行い、火災の連絡を受けた区長は、地元春日野町自警消防隊への出場要請及び春日野町民に初期消火を指示しました。その後、春日野町民による消火器を使用した初期消火訓練、春日野自警消防隊、消防署員及び消防団員による火災防ぎょ訓練が実施されました。また、本堂内には越前市指定文化財の昌庵恔丰坐像1躯が安置されており、文化財に模した坐像は本堂内に進入した消防署員によって本堂から無事に運び出され、住職に引き渡されました。
今回の訓練によって、地元自警消防隊員、消防職団員が一体となり、火災防ぎょ技術の練磨及び地域住民の文化財愛護思想の高揚を図ることができました。
住職からの119番通報
住民による初期消火訓練
春日野町自警消防隊による火災防ぎょ訓練
文化財搬出
中消防署員による火災防ぎょ訓練
越前市消防団王子保分団員による火災防ぎょ訓練
越前市消防団南分団員による火災防ぎょ訓練
式典(住職あいさつ)
式典(区長あいさつ)